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スクラップブッキング用語集(ラ行)

リグニンフリー(Lignin free)とは……

ペーパー類に、リグニンという物質が含まれていないという意味です。

Ligninは、リグニン(そのまんま)木質素のこと。
freeは色々な意味があるようですが、「化合していない、遊離した」という表記がしっくりするかな???
辞書で調べてみると、リグニンは「植物中にセルロースなどと結合して存在する高分子化合物。細胞壁に堆積(たいせき)して木質化を起こし、植物体を強固にする。木材では20〜30パーセント含まれ、パルプ製造の際の不要成分。バニリン製造・粘着剤などに利用。」と、なにやら小難しいことが書いてありました。

もう少し、分かりやすく(?)解釈すると、リグニンという成分は、木に含まれる成分の1つ。
ペーパー類の原料の木にも含まれており、その成分によって、紙が日光によって退色、変色してしまいます。
(新聞や雑誌、コミックなどの変色をイメージしてみるとよいかも)
この成分が取り除かれていることをリグニンフリーというわけです。

とはいいますが、紙というものは(安い紙だろうが、高い紙だろうが)直射日光に当たっていると、いづれは変色してしまいます。
アシッドフリーの項目でも述べましたが、リグニンフリーの紙を使ったからといって、大丈夫だというわけではありません。
作品を西日ががんがん当たるところに飾っていたら、当然、退色するでしょう。

一生懸命作った作品ならなおさら、飾り方、保管方法には気をつけたいものですね。

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注)このページの内容は、ブログの記事を転載加筆しています。

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