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スクラップブッキング用語集(ハ行)

PVCフリーとは……

紙の劣化の原因となる、ポリ塩化ビニールを含んでいないという意味。

ビニール製のもので、PVC(ポリ塩化ビニール、塩ビ)製のものは、写真を変色させるといわれています。

しかし、ネットでPVCフリーと検索すると、点滴とか、医療関係のページがわんさかでてきます。
スクラップブッキングで「PVCフリー」という言葉はあまり使用されていないのかもしれません。
作品を保管するアルバムや写真入れは、PVCではないのものを選ぶとよいでしょう。
一般的な写真用の樹脂製品(ポケットアルバムなど)は、たいていPVCフリーになっているようです。

じゃあ、PVCフリーって、具体的にどれ?
ということですが、スクラップブッキング用のアルバムリフィルや、市販のポケットアルバム、クリアファイルなどは、ほとんどポリプロピレン(PP)製だといわれています。
ポリプロピレン、、、なんだか、舌を噛んでしまいそうです。

ポリ塩化ビニール(PVC)の見分け方を調べてみました。
PVCのリサイクルマークは、リサイクルを意味する三角の中に数字の3が記載されているもののようです。
ちなみに、ポリプロピレンは5です。
頼りなのは素材表示だけで、触っただけ、見ただけでは、あまり区別がつきにくいようです。
人体への影響から、人が口にするもの、医療関係の商品はPVCフリーのようですが(笑)
燃やしたらわかる、とかかれていたサイトもありましたが、やめた方がよいでしょう。(普通、そこまでしませんよね)
ビニール製品の素材をスクラップブッキングに使用する場合は、スクラップブッキング用の商品を使用するのが安全! ということですね。

余談ですが、、、
私が昔、パッケージデザイナーとして働いていたとき、印刷屋さんが「ダイオキシンが発生する問題で、安価な塩ビが使えなくなってしまったんです〜」と、半泣きでした。
塩ビの代わりにPET(ペット/ポリエチレンテレフタレート)とかPP(ポリプロピレン)とか、説明されましたが、値段はもちろん、柔軟性や透明性、加工性では、(当時では)塩ビにはかなわないようなことを聞いた記憶があります。

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ファイバー(fiber)とは……

リボンや糸、ひもなどのエンベリッシュメントのこと。

毛羽だったものや、中にワイヤーが入っているものなど、カラー、素材、色々なものがあります。ブックタイプのものでは、ページを閉じるひもとして大活躍です。

私はちょうちょ結びができなくて、いつも四苦八苦しています。

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フォトセーフ(Photo-safe)とは……

写真に対して安全であること。

写真と一緒に使用しても写真に悪影響を与えないということ。
写真に直接貼りつけたり、写真にずっと触れている状態でも、写真まで劣化させてしまうという心配がないということ。
とはいいますが、湿気などその他の原因による劣化からは逃れられないので、最低限、直射日光と湿気には気をつけて。。。

さて、アーカイバル・クオリティーとフォトセーフはどう違うんだろうか?
同じような意味なのに、(同意として扱っているサイトもありました)と、疑問に思っていたのですが、とあるサイトで以下の文を見つけました。

Photo Safe(フォトセーフ):製品がアシッドフリーであることをメーカーが法的に主張できない場合に、アシッドフリーの代わりに使用する用語。 アシッドフリーの代わりにフォトセーフと書かれている製品は、基本的に避けた方が良いでしょう。

え!!!!
正直、驚きました。
嘘なのか、本当なのか????
ネットは色々な情報があるから不思議ですね。
う、、、、ん。
Archival Quality>Photo-safe>表記なし
と考えてよいのかな?

とはいいますが、フォトセーフの商品が、スクラップブッキングに向いていない、使ってはいけない、というわけでもないと思います。(思いたい)
ケースバイケース。
素材を使い分けて、楽しくスクラップしましょう!

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ブラッズ(Brads)とは……

ブラッド、割ピン、二股ピンとも。
メタル・アクセント。
画鋲やニードルなどで穴を開け、表から通して、裏で足を二つに割ってとめる。
とっても簡単。
アイレットは専用の道具が必要ですが、ブラッズの場合は、紙に穴を開ける道具(目打ち、画鋲など)があればよいので、手軽に取り入れることができます。
ペーパーやリボン、写真などを止めるだけでなく、アクセントに使用したり、用途は色々です。
ヴェラムペーパーを貼り付けるときに使用する場合もあります。

穴を開けるときは、机(作業台)を傷つけないように、シートや段ボールなど、下敷きになるようなものの上で作業をするとよいです。
また、ニードルを使うときは、怪我にご注意。(経験談)

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注)このページの内容は、ブログの記事を転載加筆しています。

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