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スクラップブッキング用語集(ア行)

アーカイバル・クオリティー(Archival Quality)とは……

長期保存に耐えうる品質のこと。

Archivalは、古文書の,公文書のもしくは、記録保管所のという意味だそうです。
Qualityは、品質とか良質となどの意味があります。
直訳すると、わかるような、わからないような。。。

大切な写真を変色などの悪影響から守り、長期保存するために必要な重要要素のことです。
アシッドフリーリグニンフリーPVCフリーなどを総合して、アーカイバル・クオリティーということもあるようです。
アシッドフリーの標記ではなく、この標記になっている製品も多くあります。

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アイレット(eyelet)とは……

はとめのこと。
漢字で書くと、鳩目。

メタル・アクセント。
ひも穴やハトメの他にも、のぞき穴や小さな目という意味もあるそうです。
なんだか、面白いですね。

アイレットに合ったサイズの穴を空けて通し、裏側からアイレットセッターを使って足の部分をつぶし、固定します。
ホールパンチとアイレットセッター、ハンマーのセットもしくは、クロッパダイルという道具類で作業します。(道具の値段もそこそこします)
エンベリッシュメントとして使用したり、タグの穴を作ったり、連続して開けた穴にファイバーを通したりと、色々です。
穴を開ける道具(「ホールパンチ」といいます。でもカッターやサークルのパンチ等で開けてもOK)の他に、アイレットを固定させるための専用の道具(アイレットセッター)が必要です。

初めて、アイレットセッターとハンマーでがんがんしたときは、その音の大きさにびっくりしてしましました。
騒音(!)は日曜大工以上!?
かなり、思いっきり打ち付けないとだめでした。
絶対、夜の作業はできません。
非力(笑)な私は、悪戦苦闘。
マットを敷いて作業をしましたが、その下のテーブルが傷つかないか、ハラハラしました。

で、結局、音が静かで、作業にそれほど力も必要としないクロッパダイルも購入。
クロッパダイルのデメリット(?)は、アイレットを設置できる位置が、アイレットセッターとハンマーを使用する場合に比べて、限定されてしまうこと。
確か、私が購入したものは、紙の端から穴中心までの距離は1インチ、、、となっていたので、1インチ以上離れた場所にアイレットを付けることは無理というわけ。
アイレットセッターとハンマーは例えば、12インチペーパーのど真ん中にだって、アイレットを付けることができます。

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アクセサリー(accessory)とは……

ステッカー、リボン、布やボタンなど、色々なパーツがあります。
accessoryには、装飾品、装身具の類の意味があります。
アクセサリーを上手く作品に取り入れて、ワンポイントのアクセントなどに使っています。

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アクセント(accent)とは……

ポイントになる飾りのこと。
強調するということ。
accentは、デザイン・文章などにおいて、強調したい部分や、人目を引きつけようとする部分、変化をつける部分のことをいいます。
エンベリッシュメント

アクセントという言葉自体は、色々なシーンで使われているので、なんとなくわかりますよね。
「料理のアクセントとして…」「このコサージュがアクセントになって…」とか。
また、ペーパーにおいても、メインとなる色と、アクセントとして使用する色(強調色)を選ぶということもあります。

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アシッドフリー(Acid-free)とは……

PH(ペーハー)が写真や紙に悪影響を与えない範囲内であるもの、酸が含まれていないもののことをさします。
Acidは酸。
freeは???
自由?
アメリカ生まれのクラフトだけあって、用語には横文字が多く登場します。
英語は苦手なんで、辞書で調べてみました。
色々意味があります。
「化合していない、遊離した」という表記がしっくりするかな???

スクラップブックは、「大切な写真に、色々な飾りをつけて、思い出をいつまでも(それこそ孫の代まで)残そうぜ!」という特徴から、スクラップブッキング用の素材として、長期保存に適している素材が販売されています。

写真や紙が、劣化、退色する原因の一つに、「酸(Acid)」の存在があります。

写真やスクラップブッキングで使用する、ペーパーやエンベリッシュメントに酸が含まれていると、時間が経つにつれ、写真や紙が劣化してくるといわれています。
写真をそのまま段ボール箱などに入れたままにしていたりすると、数年後、写真を見てびっくり! がっかり… ということがありませんか?
そういう「びっくり! がっかり…」を防ぐのが、アシッドフリーの素材です。

つまり、スクラップブッキングに使用する素材や接着類は、原則として「アシッドフリー」のものを選ぶようにしましょう、ということです。(建前上は)

ちなみに「アシッドフリー」のものは、「中性」からやや「アルカリ性」でできており「酸」を含んでいないもの(pH7以上)ということになっています。
紙の成分に悪影響を及ぼす物質を極力さけて作られているそうです。

とはいうものの、スクラップブッキングを作っていると、色々な市販の素材(ダイソーなんか魅力的)を使ってみたくなります。
さらに、(こちらの方が深刻?)アシッドフリーの商品は価格が高かったりします。

これはアシッドフリーなの?
使えるの?
使えないの?
と神経質になって、ストレスを溜めるのもよくない(笑)。
孫の代までいらない、この数年楽しめれば……、クリスマスのオーナメント代わりに作るから1シーズンだけでいいの……というような、一時的に楽しむということを理解しているのなら、アシッドフリーの呪縛から逃れて、好きな素材を好きなように使って作るのもありだと思います。

世の中には、酸性度(pH値)を調べることができる専用のペンがあるそうです。
(あくまでも目安ですが)
また、酸を含んでいるものにスプレー剤をかけてアシッドフリーにしたり、パンフレットや入場券などは、専用のシートやシールに挟んでコーティング(?)したりして使用する方法もあるようです。

そもそも、アシッドフリーも完全無欠の存在ではありません。
写真が劣化する原因は、酸の他にも湿気、直射日光、ホコリなど、様々な要因があります。
作品を西日ががんがん当たるところにむきだしで飾っていたら、当然、作品全体が色あせするでしょう。
そもそも写真自体に(写真に使用されている印画紙やインクなどに)問題があったら、数十年後には劣化しているかもしれません。

と、開き直ってみせましたが。。。
写真に直接触れる部分は、アシッドフリーの素材を使ったり、アシッドフリーかどうかわからない素材は、写真から離して貼るようにした方が賢明でしょう。
他には、写真にアシッドフリーの紙でマットをつける、という方法もあります。
そして、できれば、スクラップブッキング用の両面テープ、のりで作業をするようにした方が無難だと思います。

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インチ(inch)とは……

スクラップブッキングは、アメリカで誕生したものなので、作品のサイズ、道具類は、基本的にインチサイズになっています。

1インチは約2.54cm。
最初はセンチ単位の定規で測ってやっていたので、その半端な数字にとまどいましたが、ペーパーカッターのメモリや、道具類もインチサイズになっているので、道具類を揃えていくうちに、だんだん慣れてきました。

細かいミリのメモリを目で追っていくよりも、インチの大きめなメモリの方が見やすかったりするこの頃です。(ろ、老眼!?)

ちなみに、スクラップブッキングのスタンダードな作品、およびペーパーのサイズは、12×12インチ(約30.5cm×30.5cm)の大きさになります。

12という数字は便利なもので、ペーパーを2等分したければ6インチ、4等分したければ3インチ、3等分したければ4インチ、、、という具合に、暗算、単純な分数レベルでさくさく紙を切っていくことができます。
これが仮にセンチで作業をするとなると、30.5センチの2等分は15.25センチ、4等分は7.625センチ、、、、ここは素直にインチ単位で作業をした方が楽ですね。


12インチサイズの他には、12インチを2枚並べた12×24インチや、小さいものでは、8.5×11インチ、8×8インチ、6×6インチなどがあります。
他にも、カードタイプ、ブックタイプなど様々なものがあり、イーゼルや小物などに貼った、立体的な作品もあります。
12インチサイズの作品以外は、スクラップブッキングの作品としては認められない! インチサイズで必ず作らなければならない!
、、、などといった規定やルールはありません(笑)
作品にアイデアをいっぱい盛り込むことができ、とても自由で、幅の広い楽しみ方ができます。

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エンベリッシュメント(embellishment)とは……

ポイントになる飾り、スクラップブッキングを飾るデコレーションのこと。
様々な飾りの総称。
アクセントの役割として使用されています。
「エンベリ」と略して言うひともいます。

市販のエンベリッシュメントには、ファイバー(リボン、糸、ひも類)ブラッズ、ステッカー、メタルアクセント、タグ、など、実に様々な種類、材質があります。

私は、エンベリッシュメントを貼っていく作業が一番楽しかったりします。
エンベリッシュメントを貼る作業になってくると、作品の完成が間近になってきたなあ、と実感します。
自作(市販のものを組み合わせたり、手作りしたり)のエンベリッシュメントで作品を飾るのも、スクラップブッキングの醍醐味です。

最初の頃は楽しくって、色々(ごちゃごちゃ?)使っていましたが、少なく、できるだけ効果的にエンベリッシュメントを使用するのが、私の目標であり、課題でもあります。

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注)このページの内容は、ブログの記事を転載加筆しています。

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